今年で戦後75年。
原爆の日や、終戦記念日が来るたびに思うことがある。
今生きていることに対する感謝とか、家族に対する気持ちとか、なんというか、死と隣り合わせじゃない事のありがたみを感じる日です。
天災が来るたびに思うこと
小さな地震が続くと、近々大きな地震が来そうで怖いなって思う。
日本のどこかで大き被害が出ているニュースを見ると、次はこの地に来るのかなって怖くなる。
怖い怖いと思っていても、なんだかんだ時間は過ぎていく。
『備えあれば患いなし』とは言うけれど、心の備えは出来ないもんだなと思う。
わたしにとっての貴重品
先日、久しぶりに緊急地震速報が鳴り響いた。
家にはわたしだけ。
スマホとテレビ、両方からあの音が聞こえてきた瞬間、怖いな~とか大丈夫かな~とか思うより先に、いつも使っているリュックに貴重品を詰めている自分がいた。
スマホと財布と母子手帳。
スマホには家族の写真が詰まってる。
財布には自分が自分であることの証明が入ってる。
母子手帳には子供たちと親子であることの証明が詰まってる、
母子手帳の、出生の記録のページだけでも、消えないようにラミネート加工をしておきたいなぁ。
そして、わたしの指にはオットと夫婦だという証拠がある。
いつが最後になるかなんて分からないから
日中に地震とか台風が来て、家族がバラバラ逃げることになるかもしれない。
「あの時あんな事言わなきゃ良かったな」
「あんな態度取らなきゃ良かったな」
そんな思いが残るのは嫌だな。
朝は時間がなくてイライラすることが多いけど「行ってらっしゃい!」は元気に言って送り出したい。
おでかけ前とおやすみ前は、家族みんな気分良く!
大正生まれのおばあちゃんの言葉
わたしの母の母。
わたしのおばあちゃんは今年で101歳。
長男を妊娠したことを報告したときは「生まれるまで生きているられるか…」なんて言いながらも生き延びた。
次男を妊娠したことを報告したときもおなじ。
今では、目はあまり見えないし、耳はとても遠いけど、身の回りのことは全て自分で出来る程度には元気。
大正、昭和、平成、令和と生き抜いてきた人。
そのおばあちゃんがいつも言ってるセリフがある。
「元気ならそれでいい」
戦争も天災も経験してきた人から発せられる、言葉の重み。
子供を持ってから、この言葉がスーッとわたしの中に入ってきた。
うん、家族が元気ならそれでいい。
さいごに
未来への不安は消えることはない。
だからと言って、先のことばかり考えて暮らしていくんじゃなくて、今も大事に暮らしたい。
それでは☆