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暮らしのキロク

避難所生活を経験して(自分のための備忘録)

くまみです。

先日の台風19号、皆さんが住む地域は無事でしたか?

東京の水没予想エリアに住むわたしは、息子2人(5歳と0歳)と長野県上田市の実家へ避難することに。

今日は9月13日の記録を。

避難所生活を経験して思ったこと、感じたこと、これからのこと

その日は、鳴り響くサイレンの音で目が覚めた。

拡声器を通した声が聞こえるけれど、内容はよく聞こえてこなかった。

火事なのか?隣のオンボロ屋敷が倒壊しそうなのか?そんなことを考えながら、笑えるほどヒドイ寝相の長男をたたき起こし、スヤスヤと心地良さそうに寝ている次男のオムツを強引に替えた。

その直後、前日に『念のために』と荷造りしておいたリュックを背負い家を飛び出した。

玄関の前の通りには、消防士さんや、消防団の人が拡声器を使って「逃げてください、危険です」と何十回も繰り返し叫んでいた。

想像以上だった。そんなに切羽詰まった状況なのか。

拡声器からは「堤防が決壊しそうです。急いで逃げてください」と聞こえた。

「え?あの千曲川(ちくまがわ)の堤防が決壊しそう?そんなに雨降ってなかったじゃん」

わが家から千曲川までは歩いて1分ほど。

生まれたときから見ている千曲川は、大雨が降っても溢れそうになったところを見たことはない。いつもは流れの穏やかなごく普通の川だし、最近は中洲が出来てしまったぐらい水量は少なかった。

わたしは息子たちを連れて荒川や隅田川の恐怖から逃げてきたはずでは…。まさか避難した先で避難所に逃げる事になるなんて。

避難所に一泊して思ったこと

避難所で1日過ごしたと言っても、どこにも被害を受けていない状態での避難所生活。

だから、緊迫感もないし、避難指示が解除されさえすれば自宅に帰ることができるという余裕もあった。(決壊寸前の映像を見ても、どこか他人事だと思ってしまっていた)

家が目の前で流されたりしていたら、今後の生活が不安になっていたことだと思う。

避難所はラジオもテレビもなかったため、今自分の置かれている状況がわからないという不安があった。いちばん役に立ったのはツイッターということは断言できる。

他人と同じ空間で過ごすって、想像以上に疲れる。

特に子連れだと、鳴き声が迷惑なんじゃないかとか、子供が走り回ると嫌がられるんじゃないかとか。とにかく気を使う。

あとは授乳環境のこともね。

ケープやタオルなんかで隠しながらどうにかやったけれど、これが連日だったら疲れ果てそうだな。

持ち出し荷物について思ったこと

今回の避難を経験してみて、非常時の持ち出し荷物について見直しが必要だという事がわかった。

指定避難所に逃げるのか、家族だけで高台などに逃げるのかで必要なものは全く違うと思う思うのだけれど。

指定避難所など、物資の配給があるであろう場所には、かなり身軽で良いのでは?と感じた。

ライフラインが止まってしまったとき、自宅で数日間過ごす時用

これは食料中心で、とにかく水の確保が重要。

指定避難所に逃げる時用

食料中心というより、暖を取るためのグッズが必要。そして貴重品(薬も)を忘れずに。

わたしは息子2人分の母子手帳も持って家を出た。息子たちが死んでしまうなんて考えもしなかったけれど、この先どうなるかわからないから、生きた証を持って行こうと思って。今後は家族写真も入れておこうと決めた。

避難初日に食料は届かない恐れがあると思うから、缶詰や水は必要だと思う。でも、サバイバルナイフとか、固形燃料とかはいらないのかなと感じた。

そして、強く思ったことがある。

日常使いものと非常時持ち出しグッズの兼用はやめたほうが良い。(ミニマリストだとありがち?)

あんなに切羽詰まった状態で、いつものバッグから中身を取り出して、持ち出し用のバッグに詰め替えるなんて、そんな時間はなかった。

保険証とか免許証は1枚しかないらしょうがないけれど。

あったほうが良いなと感じたもの

大き目のリュックに荷物を詰めている人が多いと思うけれど、その場を離れるときのために(トイレとか食料をもらいに行くときとか)、サコッシュやウエストポーチのようなバッグが必要だと感じた。

寝るときも肌身離さず持っていたいから(見知らぬ人たちと雑魚寝だからね…)、手提げバッグとかよりも、小さ目&薄めのバッグが良さそう。

お財布と携帯電話程度だったらポケットに入れておくこともできると思う。でも、和式のトイレだったら落としてしまいそう(今回の避難所は和式のトイレのみでした)。

食料をもらうときも両手を開けておいたほうが良い。個装のものが多いから、少しでも持ちやすく。

今回は、こういう小さ目なバッグがなかったから苦労した。

そしてもうひとつ、懐中電灯も必要

今回は電気などのライフラインは止まらなかったけれど、消灯時間が決まっていた。体育館だから、消灯後は真っ暗で何も見えない。トイレに行くときに他人を踏みつけそうになってしまった。

乾燥対策にリップクリームとハンドクリームもあったほうが良さそう

さいごに

実家の側の堤防は、夜通し工事をし続けてくださった方々のおかげで決壊を防げた。

休日にもかかわらず、避難した我々に、温かい食事や寝床を提供してくださった市役所の皆さんのおかげで、夜を越すことができました。

本当にありがたいことです。

自宅に戻りテレビを見て、甚大な被害を受けた地域が多数あることを知りました。

今まで大丈夫だったから今回も大丈夫だろうとか、テレビでは大げさに言っているだけなんて思ってはダメ。明日は我が身。

この経験を無駄にしないようにしていきたいです。

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